肥満外来

肥満とは

 肥満とは「身長に比べて体重が多い」状態をいいます。

BMI(body mass index;体格指数)= 体重(kg) ÷ 身長(m)の二乗

 BMIが25以上は肥満、35以上は高度肥満と定義されています。

 肥満が原因で健康障害(糖尿病、高脂血症、脂質異常症、高血圧など)を起こしている場合は「肥満症」もしくは「高度肥満症」であり、減量・治療が必要です。

検査

 血液検査、腹部超音波検査、頸動脈超音波検査、胃・大腸内視鏡検査等で肥満に伴う病気を調べます。

治療

 糖尿病、高脂血症、高血圧などを起こしている場合はそれぞれ薬による治療を行うとともに、減量のための食事指導・運動療法指導を行います。

GLP-1注射

 「GLP-1受容体作動薬」は糖尿病の治療薬(注射薬)です。膵臓のGLP-1受容体に結合してインスリンを分泌させ、血糖を低下させます。また、食欲を抑える作用があるため、体重減少効果もあります。1週間に1回、自分でお腹や腕などに注射します。

 この薬は「2型糖尿病」の方に対して保険診療で処方します。糖尿病ではない人がダイエットのために自費で購入することについては、副作用などの観点から日本医師会が注意喚起を出しておりますので、当院では販売しておりません。

月1回通院の場合の医療費

クリニックの医療費

保険診療の料金1割負担3割負担
在宅自己注射指導管理料 650円1950円
導入初期加算(最初の3か月のみ)580円1740円

* これ以外に、再診料、検査料(尿検査・血液検査)、管理料、処方箋料などがかかります。

薬局の医療費

保険診療の料金1割負担3割負担
GLP-1注射薬(4回分・4本)約600円~1300円約1800円~3700円

* これ以外に、調剤料、管理指導料などがかかります。

サノレックス(マジンドール)

 厚生労働省が承認した食欲抑制剤です。BMIが35以上の場合、保険適応となります。それ以外の方で内服を希望される場合は、自費治療となります。

 食欲を抑制して、空腹感が少なくなり、食べる量が減ることが期待されます。また、代謝をよくする作用もあるので、運動療法を併用するとさらに効果的です。

 治療期間は最大で3か月です。

 この薬は、以下に該当する方は内服できません。

緑内障の方、重症の心臓・膵臓・腎臓・肝臓の障害のある方、重症の高血圧症の方、脳血管障害のある方、不安・抑うつ・異常興奮状態の方、統合失調症等の精神疾患のある方、薬物・アルコール乱用歴のある方、妊婦又は妊娠している可能性のある方、小児

自費診療の料金
サノレックス 14錠(2週間分)7000円(診察料込・税込)

副作用について

 GLP-1注射やサノレックス(マジンドール)は用法容量を守り、副作用に注意しながら使用する必要があります。治療開始前に、医師の説明をよくお聞きください。

主な副作用:口渇感、便秘、下痢、口中苦味感、倦怠感、脱力感、悪心、胃部不快感など