この冬の過ごし方(コロナウイルス感染症)
コロナウイルス感染症のワクチンが来年には接種開始予定とされています。有効なワクチンの接種までは、正直に言って、全員が感染の予防策を取るしか対策がありません。
日本の対策班が考えた「手洗い」「マスク」「密を避ける」が非常に優秀な感染症対策であることは、インフルエンザ感染症がすでに証明しつつあります。インフルエンザの患者数は昨年度の数千分の1と言われており、当クリニックでは今日まででインフルエンザの検査陽性数はゼロです。(それでも感染者が増えていくコロナウイルス感染症の感染力には驚きます。)
「コロナは風邪だからマスクはしなくてもいい・飲み会をしてもいい」は誤りです。若くて健康な人にとっては風邪かもしれませんが、その人がお店や交通機関や家で接触した持病のある方・高齢者にとっては風邪ではない可能性があります。
自分が飛沫を飛ばさないように、飛沫の吸入を防ぐために(完全ではありませんが)マスクをつけましょう。家族以外の方との長時間の会話や飲酒を伴う会食は避けましょう。
体調が少しでも悪い場合は、念のために自宅で療養しましょう。熱がないから大丈夫、咳をしていないから大丈夫と仕事や学校に行かないようにしましょう。
PCR検査が自費でも安価で受けられるようになりましたが、今日陰性だから明日以降も陰性とは限りません。PCR検査を受けたからその後は何をしてもよいわけではありません。
繰り返しになりますが、 有効なワクチンの接種までは、全員が感染の予防策を取るしか対策がありません。 自分だけではなく、周囲の人のため、社会のために、「手洗い」「マスク」「密を避ける」を守りましょう。