緊急事態宣言解除後

  4月と5月は、緊急事態宣言のため、電話・オンラインでの初診・再診をご希望の患者さんが多数いらっしゃいました。クリニック側としても、消毒液・マスク・防護服等が卸業者からも通販業者からも買えなくなってしまい、それらの物資が底を尽きた場合はクリニック内での感染防御に著しい不安が発生するところでした。電話・オンライン診察によって、血圧や糖尿などの慢性疾患の患者さんの治療が途切れなかったことは、非常に良かったと思っています。

 6月になり、マスクは一般のドラッグストアやコンビニエンスストアの店頭に並ぶようになり、クリニックで必要な消毒液等も卸業者から少しずつ納入されるようになってきました。コロナウイルス感染症の第二波への警戒は怠ってはいけませんが、健康診断やがん検診、内視鏡検査など、平常の診療に少しずつ戻していきます。

 私自身は、クリニックよりも、家庭の方が忙しい2か月でした。子供の小学校、幼稚園、保育園はすべて休みになり家事は増加。習い事はオンラインになり、その準備やサポートにも時間がかかりました。今月からはそれらも少しずつ再開されていますが、まだ週2~3回の分散登校・登園にとどまっています。学校がないと友達と遊ぶ時間も少なくなり、子供たちは寂しそう。子供たちにも早く平常の学校生活が戻ってきてほしいと思っています。