新型コロナウイルス感染症について

 世の中はコロナウイルスの話題一色です。院長は感染症の専門家ではありませんが、一開業医として基本的な注意事項をお伝えします。

 大事なのは、ふつうの風邪(以下、ウイルス風邪と呼びます)と同様の予防・体調管理を行うということです。

  コロナウイルスはもともとは普通の風邪のウイルスです。ウイルス風邪には特効薬がありません。しかし、通常は数日で体の免疫力により治癒するため、その期間は症状をおさえる薬(解熱剤・咳止め・痰切り・胃薬など)を飲んで、家で消化の良い食事を食べて、水分補給をしてよく寝ることが治療になります。(ウイルス風邪には抗生物質が効きません。診察上、細菌の感染が合併している可能性が高いと判断した場合には抗生物質を処方する場合がありますが、ほとんどの場合は処方しません。)新型コロナウイルスでも、軽症の方は普通の風邪と同様に治る場合がほとんどと考えられています。数日経っても全く治らない場合・悪化する場合は、早めに病院や相談ダイヤルに連絡するのがよいでしょう。

 ウイルス風邪を人にうつさないようにするためには、お仕事や学校は休んでいただくことが大事です。人から人にうつる経路として飛沫感染(咳やくしゃみで細かい水滴が飛び、それが他の人の口や鼻から侵入する)、接触感染(ウイルスが付いた手で触ったドアノブや手すりなどを他の人が触る)があります。自宅で休んでいれば同僚や同級生にうつすことは絶対にありません。家庭内では、患者本人がマスクをして咳やくしゃみのときに飛沫が飛ぶのを防ぐことと、よく手洗いをして接触感染を防止することが大事です。

 日常生活を過度に制限する必要はありませんが、風邪やインフルエンザが流行っている時期と同様に、人混みの中に出かけていくのは最小限にとどめておくのがよいでしょう。

 ご心配な方にはできるだけ相談にのって差し上げたいと思っております。体調が悪い場合は、お早めの受診をお願いいたします。